ライフスタイルの多様化により、婚期も人それぞれという時代になりました。
そんな時代の10代後半~20代での結婚。
この年代でご結婚を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
10代後半~21歳までの結婚
10代後半から21歳頃までの結婚は「早婚」にあたります。
精神年齢や経済力など個人差はありますが、若さゆえのメリットやデメリットがある年齢です。
また、この年齢の結婚の多くが「授かり婚」です。
パートナーとの付き合いが浅いうちや、本人たちの覚悟が決まる前に結婚生活をスタートすることがあります。
パートナーとの絆を深め家庭に幸せを見出すことができるかで、その後の人生が大きく変わる年齢です。
パートナーの身内との親戚づきあいにおけるメリット
若さに甘えることができる
結婚に付きものなのが、旦那さんのご両親やご兄弟などとの親戚づきあい。
ある程度年齢がいってからの結婚ではなかなか免れることができなかったり、時には嫁いびりにあってしまうことがあります。
ただ早婚の場合は「若いから仕方ない。」と大目に見てもらえるというメリットがあります。
19歳で授かり婚した女性のケース
現在30代後半のある女性は、19歳の時に授かり婚をしました。
旦那さんは、4人兄弟の三男。
他のご兄弟の奥さんたちは、20代半ば以降の年齢でご結婚しています。
長男一家はご両親と同居し、他の兄弟はそれぞれの家族と実家近くに住んでいますが、何かとお姑さんが口うるさく他のご兄弟の奥さん達は苦労しているようでした。
ただ、この女性は19歳という若い年齢で結婚していたために、結婚当初から本当に何も分からなくて、お姑さんに何を言われても「分かりません。」「どうしたらいいんですか?」と返事していたそうです。
そのうちお姑さんも「この人に言っても仕方がない。」と判断したようで、何も言ってこなくなりました。
そして30代後半になった現在もそれは変わらず、旦那さんのご実家と程良い距離感が保てています。
人生設計におけるメリットとデメリット
40代から第二の人生を始められる
授かり婚などで出産が早かった場合、子育てを終えるのは40代。
それから第二の人生を始めることができます。
子育てを終えて自宅サロンを開いたセラピストのケース
40代半ばのセラピストの女性は、21歳で授かり婚をしていました。
それから無我夢中で子育てをして、自分のことなど全く考えていませんでした。
そして子どもの手が離れた30代後半に、ママ友が立ち上げたリラクゼーションサロンで働くことになりました。
そのうち自分も独立したいという気持ちが芽生えて、おうちサロンを開業しました。
結婚を早まったと後悔することがある
この年齢はまだまだ遊びたい年頃なので、独身で楽しく遊んでいる友達を羨ましく思うことがあります。
また一人暮らしの経験がなく家庭に入る女性も多く、家事や家計の管理の経験が少ないうちに結婚するため、慣れるまで大変な思いをすることもあります。
二十歳で高校の同級生と結婚した女性のケース
二十歳で授かり婚した女性は、結婚するまで実家に住んでいたため、ほとんど家事ができませんでした。
出産前後は実家に帰ったり、母親が手伝いに来てくれたりで何とかなっていましたが、その後は育児と家事がうまく出来ずとても苦労していました。
そしていつしか家の中は散らかし放題、育児で疲れて料理をする気力もない状態になってしまい、旦那さんはそんな家に嫌気がさして次第に遊び回るようになりました。
一時は先が見えずに離婚を考えましたが、身内の助言もあり落ち着くまで女性の実家に親子3人同居し、生活を立て直すことになりました。
そして母親に子育てを手伝ってもらいながら家事を教えてもらい、徐々に夫婦関係も良くなっていきました。
今は女性の実家の近くに住まいを借りて、親子3人仲良く生活しています。
出産や子育てでのメリット
子育ては体力勝負。若い時の方が体力的にラク
子育てを経験した女性たちが口を揃えて言うのは「子どもを育てることを考えたら1歳でも若いうちに産んだほうがラク。」ということ。
出産が早いママさんは羨ましがられています。
自慢のママとして息子に慕われる女性のケース
高校生の頃はバレー部に所属していた女性は、19歳で出産しました。
出産後も体力が有り余っていた女性は、ママさんバレーのチームに所属して大活躍していました。
そして、お子さんの運動会でも毎回保護者リレーに出場するなど目立つ存在でした。
お子さんの友だちにも大人気で、気がついたら地域のちょっとした有名人になっていました。
お子さんはそんなママが大の自慢で、高校生になった今も親子デートをするなど、周りのママたちから羨ましがられる仲良し親子になっています。
22歳~26歳までの結婚
この年齢の結婚は、早めに結婚して幸せな家庭を築きたいと思っている女性には婚期といえます。
一方で、キャリアウーマンを目指していたり、夢や目標に向かって頑張っている女性が結婚するには少し早い年齢です。
モテ期到来によるメリット
声をかけてくる男性の質が変わる
この年齢の女性は、結婚を意識しだした男性からアプローチを受けることが多いです。
結婚願望がある方は、お誘いを受けやすいように女子力を磨いていくと良いですね。
25歳で結婚した女性のケース
24歳の時にモテ期がきて、25歳で結婚した女性。
実は19歳~20歳にかけてもモテ期があったそうです。
その頃寄ってきた男性はチャラ男やカラダ目当ての男性が多く、自分が安っぽく見られているようで悲しかったそうです。
ただ、24歳のモテ期は違いました。
少し年上の男性からの真剣なアプローチが増えて、自分のことを大切に想ってくれていると感じることができたそうです。
その中から、自分との相性や将来性を見極めて「この人」と思える男性と真剣交際をして、ご結婚しました。
この年齢の結婚や出産のメリットとデメリット
早く子どもがほしい女性にとっては最適な年代
この年齢は、婚期が多様化する前までは「結婚適齢期」と言われていました。
社会経験や独身時代の楽しみを経験し、結婚生活や子育てにすんなりと移行できる女性が多い年齢です。
22歳で結婚し24歳で出産した女性のケース
商業高校を卒業して就職した会社で、入社後すぐに付き合い始めた社内の先輩男性と22歳で結婚した女性。
本当はもっと早く結婚したかったそうですが、ご両親に「あまり早く結婚すると失敗しやすい。」と言われ、22歳まで待ってからの結婚になりました。
そして24歳の時に出産し、子育てに励んでいます。
子どもが生まれてからはお子さん中心の生活になり、充実した生活を送っています。
ただ、旦那さんとラブラブしたり二人っきりで出かける余裕は、一切ないそうです。
やりたいことがある女性にとっては結婚は時期尚早?
夢や目標に向かって頑張っている女性にとっては、ご結婚の際に旦那さんやお身内の理解がないと家庭や子育てとの両立は難しい年齢です。
26歳で出産したキャリアウーマン志望だった女性のケース
大学を卒業して、一流企業に就職した女性。
20代は結婚せずにバリバリ働こうと思っていたそうですが、25歳の時に妊娠し、悩んだ末に結婚と出産の道を選びました。
会社は産休を取って出産後に復職しようと思っていましたが、双方の実家が遠方にあるため頼れる人がいない状態。
結局退職をすることになりました。
お子さんは可愛いし旦那さんとの関係も良好ですが、今でも少し仕事に未練はあるそうです。
27歳~29歳の結婚
この年齢は、20代のうちに結婚したいと思う独身女性にとって大事な時期です。
そして目標に向かって頑張ってきた女性にとっても、ある程度の実績が出来てきている時期。
独身女性にとって、自分の人生をどう生きていくかしっかりと考える一つの分岐点となる年齢です。
この年齢で結婚するメリットとデメリット
20代のうちに結婚したい
特に深い理由はなくとも、20代のうちに結婚したいと考える女性は今も昔も変わらず一定数いらっしゃいっます。
20代での結婚にこだわった女性のケース
29歳の女性は、3年半ほどお付き合いをしている32歳の彼氏がいました。
漠然と「いずれは結婚」という話はしていましたが、双方そこまで結婚という形にはこだわらずにきていました。
ただ、女性が29歳になった年には、独身だった周りの同級生たちの間で、結婚ラッシュが起こりました。
最初のうちは、のほほんとしていた女性ですが、段々と「自分も結婚したい!いや、しなきゃヤバいでしょ。」という気持ちになって、彼氏を急き立てて29歳のうちに入籍しました。
その後、翌年に結婚式と披露宴も行っています。
キャリアウーマンにとっては悩みどころ?
結婚に関して大きなデメリットはないと言える年齢ですが、デメリットとなる可能性があるとすれば仕事ややりたいこととの兼ね合いになります。
一生懸命仕事に打ち込んできた女性にとっては、それまでよりも責任の重い仕事を任されたり自分のやりたい仕事ができる年齢に入ってきています。
そんな中で結婚や出産をすると、仕事に制限がかかってしまう場合が多いです。
28歳で結婚した女性のケース
彼氏からのプロポーズを受けて、28歳で結婚し29歳で出産したキャリアウーマンの女性。
結婚前は当たり前にできていた残業も控えざるを得なくなり、異動願いを出して異動しました。
そして、産休を取ったり、仕事終わりの飲み会を辞退したりと、同僚や同期入社の仲間たちから取り残されたような気分になって焦りがでてきたそうです。
その後、しばらくその会社に在籍していましたが退職し、お子さんが成長し時間に余裕ができてからフリーランスに転身しました。
10代後半~20代の結婚のメリットとデメリットについてのまとめ
10代後半~20代の結婚のメリットやデメリットについてお届けしました。
同じ20代でも前半と後半とでは、大きく違うことがお分かりいただけたと思います。